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飯田 潤二*; 中川 康昭*; 舩橋 達; 竹川 俊二*; 君塚 昇*
J. Phys., Colloq., SUPPL.49(12), p.C8_1497 - C8_1498, 1988/12
六方晶の層状構造をもつLuFeOは同数の2価と3価の鉄イオンをもつが、それらは隣り合った2つの3角格子上に不規則に分布している。単結晶の中性子回析を行った結果、逆格子空間で(1/3,1/3l)及び(01l)で表される直線の上に分布した回析が観測された。3角格子上のスピンは反強磁性相互作用だけではフラストレーションを越すが、わずかな第2近接原子間の強磁性相互作用によって2:1のフェリ磁性層を形成する。この実験の直線上の複雑な回析強度の分布は、隣合った2つのフェリ磁性層が強磁性的に結合し、Luの層をへだてた鉄層が非常に弱い反強磁性結合によって結ばれているとしてよく説明される。
横田 光史
J. Phys., C, 21, p.5987 - 5992, 1988/00
横磁場中のイジング模型をペア近似で調べた。任意の数の最近接スピンに対して、相転移線がえられる。この近似を使って、鈴木のcoherent anomaly法を適用してcritical exponentを求めて、正確な値と比較した。近似のクラスターが小さいため、あまりよくない一致は見られない。横磁場が強く、量子効果が大きい時には、より大きなクラスターが必要となることがわかった。
春名 勝次*; 前田 裕司; 大橋 一利*; 小池 卓朗*
J. Phys., C, 20(32), p.5275 - 5279, 1987/11
InP単結晶の格子定数の温度依存性を4.2~300Kの温度領域でX線によるBond法により精密に測定を行なった。
千原 順三
J.Phys.,C, 20, p.753 - 763, 1987/00
液体金属(または高密度プラズマ)中に混入した原子の電子構造と、それを取り囲むイオンや電子の配列とは、互いに依存し合っている。従って混入原子のエネルギー準位を定めるには、従来の原子構造の計算と液体の構造を定める2つの問題を組み合わせて解かねばならず、まだ確立した方法がない。そこで密度汎関数法を用いて、これらを統一して扱える方法を提起し、液体金属水素中のネオン(プラズマ診断に用いられる)ライマン-アルファ・連続スピクトルの端の密度・温度による変化を計算した。
千原 順三
J.Phys.,C, 19, p.1665 - 1677, 1986/00
液体金属中のイオン間実効ポテンシャルを汎関数密度法により、電子-電子、電子-イオンの直接相関関数(DCF)を用いて記述される公式を導いた。この関数を用いることで、電子の交換相関効果にたいするイオンの影響・イオンのまわりの集まる電子にたいする非線型効果が取り入れられている。このようにして従来の擬ポテンシャル法では扱えなかったこの2つの効果が含まれるようになった。この公式を液体金属水素に適用した結果は、この2つの効果のために、従来の実効ポテンシャルとは非常に異なることが示された。
春名 勝次*; 前田 裕司; 大橋 一利*; 小池 卓郎*
J.Phys.,C, 19, p.5149 - 5154, 1986/00
GaP結晶の格子定数による熱膨張係数を4.2~300kの温度領域でX線によるBond法で精密に測定した。III-V族結晶は負の膨張係数を持つことが知られているが、GaP結晶では現象論的理論に従うと負の膨張を持たないことが予測されていた。しかし、精度の良い測定を行なった結果、他のIII-V族結晶と同様負の膨張係数を持つことがわかった。グリュンナイゼン係数を求めると、50k以下で負の値を持つ。これらの結果は、III-V族結晶は負の膨張係数を持つことが一般的であると示唆している。
千原 順三
J.Phys.,C, 18, p.3103 - 3118, 1985/00
液体金属・プラズマを原子核と電子からなる2成分系として扱い、相互作用を持たないイオン・電子混合系を基準系にとることにより、これらの系の熱力学的ポテンシャルを作った。これを基に、密度汎関数の方法を用いて相関にたいする積分方程式を導いた。これらの系をイオン・電子の2成分系として扱うとき入力データとして必要になるイオンの平均電荷・イオン電子間の相互作用を定める式を、この方程式は与える。またこの式に現われるイオン電子直接相関関数は、Dagens達の与えた非線型効果を入れた擬ポテンシャルと等しくなることを示した。さらに近似を加えることにより、この式から従来プラズマで用いられているさまざまの式が導かれることを示した。またプラズマの平均電離度を与える従来の理論の適用限界を示した。
千原 順三
J.Phys.,C, 17, p.1633 - 1642, 1984/00
古典液体では明確に定義されている直接相関関数(DCF)は、量子液体においては明確でない。MarchやEvans,その他の人々によってDCFの定義が提唱されているが、古典液体と量子液体から構成されている液体金属に、それらを適用すると正しい記述を与えない。ここで、熱力学的な議論からDCFの一般的な定義を導いた。このDCFを用いて非均質液体を記述するWLMB方程式を量子液体にも適用できるように拡張した。量子液体の状態方程式もこのDCFで表現できることを示した。また、従来の液体金属における電気抵抗、イオン間ポテンシャルの公式は線型近似を用いているが、このDCFを用いることで非線型効果を取り入れられることを示した。
飯泉 仁; 下司 和男; 原田 仁平*
J.Phys.,C, 6(21), p.3021 - 3023, 1973/00
チタン酸ストロンチウムの規準振動分散関係を中性子非弾性散乱法により測定し、Stirlingの最近の結果と比較した。2,3分枝について新しい測定結果を与えた。